そろそろ出版予定の本について、
印刷会社さんに見積もりをお願いしました。
実は私、印刷に関してはもう四半世紀以上携わってきています。
書籍の装丁や、全体のDTP、そして印刷手配。
でも、そらの子出版を始めるにあたって
新しい印刷会社さんともお付き合いしたいな、って
思いました。
それで営業さんのフットワークが軽いという噂の
M社さんのホームページからお見積もりを依頼したのでした。
すると、なんと中1日程度で返信が!!
見積もり金額はいい感じ。
しかもスケジュールに関して
丁寧な案内も記載されていて…
これはぜひ一度お会いしたい。
これまで、取引会社を選ぶ時は
できるだけその会社に出向くようにしてきました。
会社の規模感、雰囲気、設備、部署、などなど
実際に伺うと施設の見学をさせてくれることもありました。
こいういうの、大事。
しかし今回はとにかく忙しすぎて
都心まで出かけている時間がありません。。。
ここはひとつ、こちらまでご足労願おう。
早速その旨を連絡して、お会いすることになりました。
ホームページからの問い合わせに対応する人員って
こう言ってはナニですが
新米社員だろうなというイメージでした。
「オマエ行ってこい」的な。
だから、昔の自分を重ね合わせて
どんな若造がやってくるのかなと
実は思っていました。
ところが現れたのは
もう自分の中ではガッチガチにステレオタイプの
「印刷営業」さんでした(笑)。
しかも私よりも全然年上です。しかも役付き。
そうなんですね。。。
印刷・出版・広告という、いまこの厳しい業界で
どの会社も切実に生き残りがかかっているのです。
ただ待っていても仕事はない。
かと言って、新規営業のハードルは想像以上に高い。
ホームページから問い合わせてきた見込み客は
絶対に逃せない!
だからいきなりクローザーが出て来ざるを得ないのです。
実際、本のサンプルや仕様変更に関する準備もされてきていました。
こちらからの質問にも的確に答えていただけます。
ここで例えば
「ちょっとわかりませんので、いったん社に持ち帰って」
なんてやっていると、捕まえられない。
そういう気迫を感じたのでありました。
その方とは、30年前の印刷業界の話や
そこから現在への変遷、そして課題と実際などなど
久しぶりに実のある情報交換ができました。
まぁ、多分実際に取引が始まったら
もう少し経験の浅い方が担当につくのだとは思いますが(笑)。
ぜひ今回魅力的な金額を出していただいて
とにかく一度仕事を依頼してみたいと思いました。